風水とは

風水とは、陰陽という両面から本質を探究しようというものです。

巒頭(らんとう)と理気(りき)の2つに分けることができます。

巒頭(らんとう)とは、山水の形成から土地の生気や質を目で見える有形のもので判断する方法です。

簡単に言うと、山に囲まれ、水に包まれた土地であればとても良い風水の土地であるということです。

理気(りき)とは、方位、五行、八卦、相生・相剋の原理に照らして生気の所在を推測する方法です。

簡単に言うと、吉方位に赴き、凶方位を避けるということです。風水は、この2つの角度からみています。

風水の伝来

日本に風水が伝わったのは、今から約1400年前といわれています。

当時、中国では「帝王学」とされていました。

皇帝の首都の場所、戦いの場所や墓の場所などを決める際に風水が使われていました。

日本には、仏教が伝来されてきた時期とほぼ同時期に中国から朝鮮半島を経て伝わりました。

日本で初めて風水を実践したのは、聖徳太子ともいわれています。

鬼門・裏鬼門

日本では、「鬼門」・「裏鬼門」を重視していますが、中国では、「鬼門」・「裏鬼門」を重視していません。

また、日本では「陽宅風水」を重視しています。

日本で「陽宅風水」を重視し始めたのは江戸時代中期からといわれています。

※「陽宅風水」・・・家相のこと。

エネルギーライン

日本では、富士山が大地のエネルギーの源となっています。

富士山からエネルギーライン「龍脈」を通じて国内にエネルギーが送られています。

一方、中国では、中国西部にある崑崙(コンロン)山脈が大地のエネルギーの源となっています。

崑崙(コンロン)山脈からエネルギーライン「龍脈」を通じてエネルギーが送られています。

八方位

日本流と中国流では、八方位の範囲が異なります。

日本流では、北・南・東・西の4方位は30度で北東・北西・東南・南西は45度で判断します。

中国流では、八方位の全てを45度で判断しています。

日本流では、北東(鬼門)・南西(裏鬼門)を45°で判断していますので、鬼門・裏鬼門を厳しくみることができます。


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