
四神相応
風水では、四つの方角を司どる「四神」の存在にふさわしい地形や土地のことを「四神相応」に適った土地と言います。 玄武・・・北に高い山・ 丘 青龍・・・東に川 朱雀・・・南に低地 白虎・・・西に道路 この四つの条件を満たす土地は、最高の地形とされています。 平安京(京都)、江戸(東京)は、まさに「四神相応」に適った土地に造営されました。 |
平安京 |
江戸 |
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玄武(北) |
貴船山 |
日光の白根山 |
青龍(東) |
鴨川 |
隅田川 |
朱雀(南) |
東寺・西寺・羅城門 |
江戸湾 |
白虎(西) |
山陰道 |
甲州街道 |
陰陽説
風水の基本となっている考え方に「陰陽説」があります。 世界は森羅万象の全てを「相反する2つのもので構成されている」としています。 例えば、明暗、天地、表裏、男女、吉凶などです。 世の中のあらゆるものは、「陰」と「陽」の一対から全てが成り立っているとしています。 ※森羅万象・・・宇宙に存在する一切のもの。 |
五行説
世の中は、「木、火、土、金、水」という五行から万物が成り立っているとしています。 木は樹木、火は炎、土は大地、金は金属、水は水です。 また、「人間」にも相性があるように「もの」にも相性があるとしています。 お互いを助け合う「相生」、対立しあう「相剋」の関係があります。 |
相生の関係 |
相剋の関係 |
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木と火 |
木は火で燃える。 | 木と土 |
木は土の養分を吸い取ってしまう。 |
火と土 |
燃え尽き、灰になり土が生じる。 | 火と金 |
火は、金属を溶かしてしまう。 |
土と金 |
土が固まり、土の奥深くから、金属が生じる。 | 土と水 |
土は水を汚してしまう。 |
金と水 |
金は水と交わると増える。 | 金と木 |
金属は、木を切ってしまう。 |
水と木 |
水は、樹木を育てる。 | 水と火 |
水と火は、正反対の物質である。 |